メタデータの作成と編集
MapInfo Managerでは、レポジトリとして登録された空間データのうち、ファイル名やマップの地理的範囲、座標系などは、ハーベスト作業を通じて自動的にメタデータが取得されます。常に同じ値を取ることが多いデータ編集者や制作者など特定のフィールドは、メタデータのテンプレートを利用して、自動的に値を入力します。複数の担当者や部署に適合するように、複数のメタデータのテンプレートを運用することもできます。
メタデータテンプレートにより、情報入力の省力化が図れます。
メタデータの公開とデータの共有
MapInfo Managerでは、データ管理者やGISマネージャーは、データがどのように公開され、どのように検索できるか、また、ターゲットユーザーにどんな方法で利用してもらうのかをコントロールすることができます。
OGCが定めるCSW(Catalog Service Web)はもちろん、WMS(Web Mapping Service)規格に対応した公開も行えます。したがって、これらの規格に対応したGISソフトウェアであれば、カタログの検索のみならず、WMSによるマップ画像にもアクセスすることができます。
直感的で使いやすいユーザーインターフェイス
MapInfo Mangerは、GISおよび空間データのプロフェッショナルのニーズに沿って設計されています。ウェブアプリケーションとして提供されるため、特定の組織に固定されず、組織を横断した高いアクセス性を確保しています。また、ほとんどの操作は対話型で提供されていますので、コーディング等は不要で、シンプルで直感的な操作が行えます。
対話型のインターフェイスを採用しているので、コーディング等は不要なシンプルな操作ができます。
MapInfo® Proとの統合
MapInfo Managerは、MapInfo® Proと緊密に統合されています。MapInfo® Proのユーザーは、MapInfo Managerで作成されたカタログを検索することで、必要なデータを見つけ、メタデータを確認し、該当するレイヤをプレビューし、必要なエリアに対応済みか確認した上で、対象のレイヤを開くという作業ができます。
MapInfo ManagerはMapInfo® Proと統合されていますが、OGCの規格に対応したGISソフトなら、同様にメタデータカタログの利用ができます。
標準規格への準拠
MapInfo Managerは、システムとクライアント間の相互運用性を最大化する様々な規格に準拠しています。メタデータステートメントの標準となるISO19115はもちろん、カタログ作成と検索にかかるOGC CSW、およびデータ公開にかかるOGC WMSに対応しています。